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「熊野筆」はご存じですか?
熊野筆は、広島県安芸郡熊野町で作られている伝統工芸品の筆です。熊野の筆づくりは江戸時代後期に始まり、昭和50年に国の伝統的工芸品に指定されています。その技術を生かした画筆や化粧筆など多様な筆が町内で生産されています。特に化粧筆の品質の高さが世界からも注目されています。
【熊野筆の特徴】
熊野筆の魅力は、その使い心地の良さにあります。筆の命ともいえる穂先には、用途に応じてヤギ、ウマ、リス、タヌキ、イタチ、鹿、猫、化学繊維など多様な毛が用いられます。毛質の硬さや柔らかさ、油分の含有量、弾力性などを職人が見極め、書道筆、画筆、化粧筆とそれぞれに適した多様な筆が町内で生産されています。
熊野筆が完成するまでには、70以上もの工程が必要とされ、その大部分が手作業で行われています。材料の毛の性質が動物の種類によってすべて違います。
人間の髪の毛にも硬いもの、柔らかいもの、癖のあるものなどいろいろあるように、同じ種類の動物でさえも生息地や年令などによって性質に違いがあります。
その違った性質を読みとり、筆の形につくることは、今の技術では、機械にはできないのです。人間の長年の経験と高い技術を持った筆司の勘が頼りなのです。
品質の高さが世界からも注目されています。
【熊野の化粧筆には毛先がある!】
穂先の先端をよく見ると、毛先がなだらかに整い形づくられていて、毛先を生かした繊細なつくりであることがよく分かります。
〈熊野筆ではない合成繊維筆〉

〈熊野筆の合成繊維筆〉

毛先の断面が太いと、肌あたりがチクチクし、ごわつきを感じます。また、形がなだらかに整えられていないとアイシャドウなどの化粧品がムラ付きし、メイクに厚みが出て崩れやすくなる他、筆に余分な力が加わり、摩擦による色素沈着など肌への負担が大きくなります。
左:熊野筆でない合成繊維筆
右:熊野筆の合成繊維筆

左:熊野筆でない合成繊維筆
右:熊野筆の合成繊維筆

化粧品の含み具合、均等かどうかなどが分かりやすいです。
熊野の化粧筆は、肌当たりのストレスも感じにくく、短時間で美しい自然な仕上がりを叶えます。一度使用すると手放せなくなると多くの方にコメントをいただいております。
【熊野筆の成り立ち】
熊野町は、四方を海抜500m前後の山々に囲まれた小さな高原盆地です。広島、呉、東広島の三つの市に囲まれるように、南北に細長い形をしています。

人口は約24,500人を数え、その内約2,500人が筆産業に携わっていると言われています。また、伝産法により伝統工芸士に認定された、筆づくりの名人が11人います。筆の原料となる動物の毛は、主に、ヤギ、馬、いたち、鹿、タヌキなどで、ほとんどを中国や北アメリカから輸入しています。筆の軸は、岡山県や島根県などから仕入れており、台湾、韓国からも輸入しています。このように、熊野町には筆の原材料となるものは何一つありません。それでは、なぜこの町に筆づくりが発達したのでしょうか?
●熊野筆製筆の始まり
18世紀末(江戸時代末期)ごろ、平地の少ない熊野村では、農業だけでは生活が苦しいため、農閑期を利用して、奈良地方から筆や墨を仕入れ、それを売りさばいていたことが、きっかけとなり、筆と熊野の結びつきが生まれました。
●熊野筆の発展
今から約180年前になると、広島藩の工芸の推奨により、全国に筆、墨の販売先が広がり、本格的に筆づくりの技術習得を目指すことになりました。
その先駆者となったのが、当時筆づくりが進んでいた、奈良や兵庫県:有馬に派遣されたり、地元に招いた筆づくり職人に、技術を習った若い村人達でした。
その後、村民の熱意と努力により筆づくりの技が根づき、明治5年に学校制度ができ、33年には義務教育が4年間になるなど、学校教育の中で筆が使われるようになり、生産量が大きく増加しました。
第2次世界大戦後、習字教育の抑制により毛筆の生産量が落ち込んだ時期もありましたが、昭和30年頃からは書筆づくりの技術を生かして、画筆や化粧筆の生産も始まり、昭和50年には広島県で初めて通商産業大臣により伝統的工芸品に指定を受けました。
●熊野筆の現在
現在では、毛筆、画筆、化粧筆のいずれも全国一の生産量を誇る産地として知られています。また、近年は化粧筆の品質が国内外で高く評価されています。このように、熊野の筆づくりは、今もなお親から子供へ子供から孫へと引き継がれています。
